ホテルショコラとは

Our Stories 

-ホテルショコラの始まり-

ホテルショコラは、世界一のチョコレートを目指して、1993年ロンドンで誕生しました。
まず取り組んだのは、カリブ海セントルシア島のカカオ農園で上質なカカオを育てることでした。
まるで、いい環境で上質なぶどうを育て、美味しいワインを作るように。

今では、イギリスで120以上のチョコレートショップ、カフェやレストランを持ち、デンマーク、アメリカ、そして日本でもショップを展開しています。

また、セントルシア島に美しいエコホテルを経営し、ゲストをおもてなししています。
カカオのチカラを余すところなく、人々の幸せのために。それが私たちの使命です。

ホテルショコラの価値観

オリジナリティー

ホテルショコラは、常に革新を追求し、お客様に未知なる驚きと喜びを提供していきます。

本物志向

チョコレートの原材料となるカカオの栽培からお届けまでの全てにこだわります。

エシカル

カカオ栽培地域の多くは発展途上国であり、生産者の生活は不安定です。2002年以降、私達はカカオ栽培の継続性とそれに携わる人々を支援する取り組みを行っています。

ホテルショコラの独自性

オリジナリティー

当初から、チョコレートメーカーの既成概念にとらわれない商品作りを行ってきました。10年以上前になりますが、初めてイースターエッグを制作した時に、エキスパート達からは、チョコレートで作る卵の殻を出来るだけ薄くするようにアドバイスを受けましたが、ホテルショコラでは、正反対の厚くて丈夫な卵の殻を作る事を選びました。

また一般的なチョコレートは、一口サイズ程の四角い形に作られることが多い中、四角ではつまらないと考えました。そこで、液体のチョコレートを大理石のショコラティエテーブルに流し込む工程から発想を受けた、ユニークな形と、大きなサイズのスラブという名前の商品が生まれました。最近になり、新たに美しいファブリックのパターンからインスピレーションを得て、美しい模様と食べやすい小さなサイズのスラブを、レア&ヴィンテージレンジでご紹介しています。

技術面でも新しい商品開発を行っており、シングルコートチョコレートで、世界初のチョコレートのジャンルとなる“スーパーミルクチョコレート”を独自開発しました。そしてカフェやレストランでは、カカオニブとケチャップの組み合わせのスパイス、ホワイトチョコレートとホースラディッシュのメニュー、カカオから蒸留したカカオジン等、チョコレートの原材料となるカカオを活用した、様々なオリジナルティー溢れる商品を提案しています。

 

エシカル

ホテルショコラは、カカオ農園で働く人々、お客様、次の世代の人達へ向けて、公正であることを重視しています。

私たちは、カカオ農園で働く人々に敬意を持って接すべきだと考えています。これまで、カカオ栽培の継続性を支援するため、エンゲージ エシックスというホテルショコラ独自のプログラムを推進してきており、それによりガーナとセントルシアでは顕著な成果を得る事が出来ています。でも、このプログラムはまだ始まりにすぎません。

また、次世代の人達のために、無駄を極力減らす事に取り組んでいます。カカオ豆を活用して作られた商品の中には、カカオの殻(カカオシェル)とハーブを組み合わせたインフュージョンティーという商品があります。パッケージの潰れなど見栄えが悪いという理由だけで、通常品と変わらないチョコレートは、理由を明記した上で商品化しています。

 

ホテルショコラのこれから

ホテルショコラのカカオ栽培地である、カリブ海にあるセントルシア島ではホテルを経営しています。そこではカカオを使ったユニークなセントルシア料理を提供しており、その経験を活かして、2013年にロンドンでレストラン「Rabot1745」をオープンしました。

ホテルショコラのカフェは、私たちの革新性を表現するもう一つの顔でもあります。カカオを栽培することで培った経験をもとに、チョコレート作り体験の提供や、新しいドリンクやフードの開発を手がけ、古代マヤ文明から続くチョコレートを飲用する習慣は、手軽に楽しめるチョコレートドリンクとして復活しています。自慢のチョコレートブラウニーなどのサイドメニューや、様々な種類のコーヒーや紅茶など、バラエティに富んだメニューを楽しんでいただけます。

そして、カカオを深く学びたい方へ向けたチョコレートスクールを開催しています。ここでは、様々なチョコレートのテイスティングで味覚レベルを高める事や、実際にカカオ豆からチョコレートを独自に創作するという新しい経験が出来る内容となっています。

ホテルショコラ は、その前身の時代から数え20年以上もの間、多くの新しい提案を続けてきました。 新しいカカオの魅力をお届けしたいという強い想いと、それを支えてくれたお客様のご支援があったからこそ成し得たことであります。そして、これから先の20年も変わずにいたいと願っています。

ホテルショコラの歴史概要

1993年

オンラインショップという形で、イギリスで最も早くからチョコレートを販売、AmazonやeBayよりも以前にスタートしました。

 

1998年

ユニークなチョコレートを試食した中から選ぶという試みを始め、今ではテイスティングクラブと呼ばれる、大きなコミュニティとなりました。

 

2004年

初めてホテルショコラのショップがオープン!

 

2006年

カカオ栽培を行うという夢を実現するため、アンガスとピーターは、セントルシアで250年前から開拓されていたカカオプランテーションを購入します。

 

2010年

ロンドンのボローマーケットにカフェをオープン、カカオを中心とした新しいメニューが評判になります。

商品開発資金の調達をするため、世界で初めての試みとなった、「チョコレート ボンド」を立ち上げました。そして熱狂的なサポーターから約420万ポンドの支援を受けて、金利をチョコレートで支払うという試みを始めました。

 

2011年

カカオプランテーションを所有するセントルシア島は、リゾート地という側面もあり、「ブカン バイ ホテルショコラ」をオープン。ホテルと併設のスパ、レストランは好評で、料理を楽しみにニューヨークから飛んでくるお客様もいらっしゃいます。

 

2012年

多くのお客様から共感を得て、ホテルショコラはイギリスで最も支持されているブランドとして選ばれました。

 

2013年

カカオ栽培から培った経験をイギリスに伝道するレストラン「Rabot 1745」をロンドンに構えました。

このレストランでは、ショコラティエがチョコレートを作り、新鮮なメニューを提供しています。

 

2014年

コヴェント ガーデンにチョコレートづくりの楽しさや魅力を伝える教室「カカオボルツ」をオープン

2回目の「チョコレート ボンド」を実施し、デンマークのコペンハーゲンで2つの新しいショップがオープンしました。

 

2015年

受賞歴のあるホテルショコラのレストランメニューがご自宅でも作れるように、ホテルショコラの料理本「A New Way of Cooking with Chocolate」が出版されました。

コペンハーゲンのショップでは、新しいカカオの魅力をお伝えするチョコレートスクールを始めました。

ロンドンのリージェントストリートにショップをオープン。 

ケンブリッジに初めてリフィルができるカフェをオープンしました。この後全てのカフェで展開していく潮流を作っていくことになります。チョコレートのホイップバーを併設し、ブラウニーなどのサイドメニュー、ホットドリンクによく合うセレクターのライブラリーなどが提供されています。

 

2016年

ロンドン証券取引所に上場し、新規開発のためのの資金調達をしました。

年間取引額が25万から500万ポンドの中規模公開会社を対象とした、ロイド銀行が主催するミッドマーケットビジネス オブ ザ イヤーを受賞しました。

イギリスのチョコレートの品評組織アカデミー オブ アワードで、3つのゴールド賞を含む、18の賞を受賞しました。

 

2017年

"More Cocoa Less Sweet"のコンセプトが賛同を受け、香港そごう百貨店にショップをオープン。

一切の砂糖を使用していない80%カカオとオーガニックミルクのみを使用した、"スーパーミルクチョコレート ピュア"が作られました。

 

2018年

ギフトの送付先の住所を入力することなく、携帯電話の番号だけで配送が可能となるシステムをイギリス国内で開始。受け取り手は、自由に配送先住所と、配送日時を指定することができます。

日本最大級の環境に配慮したショッピングセンター「イオン レイクタウン」に、日本初の店舗をオープン。ホットチョコレート、バトン、セレクターが人気商品となりました。

ニューヨーク、マンハッタンのレキシントン通りに、新店舗がオープンしました。ここでも、ホットチョコレートとバトンが即日完売しました。

アイルランドの首都ダブリンのヘンリー・ストリートに、ホテルショコラがオープンしました。

 

2019年

「チョコレートの夢 - ホテルショコラの内側」。BBCによる2部構成のドキュメンタリーがチャンネル5で放映されました。チョコレートの開発室、セントルシアのカカオ農園、店舗の様子など、ホテルショコラの舞台裏も紹介されました。

 

2020年

従業員主導の反人種差別委員会を創設しました。

 

2021年

自社製コーヒー「ラボット・エステート」とコーヒーメーカー「ザ・ポッドスター」が英国で発売されました。カカオ農家の生活をさらに向上させ、倫理的かつ持続可能な活動を確実に行うためのプログラム「ジェントル・ファーミング」を、ガーナで開始しました。

イギリスのホテルショコラで、パッケージの94%以上が、リサイクルまたは再利用可能な素材になりました。「従業員に愛されているイギリスのベスト100企業」にホテルショコラが選ばれました。また、障害を持つ方々、LGBTQ+、メンタルヘルスに関する従業員主導の委員会を立ち上げました。

 

2022年

イギリスのチャンネル4で、私たちの「ジェントルファーミング」に関するドキュメンタリー番組が放映されました。これは、カカオ農家の生活をさらに向上させ、倫理的かつ持続可能な活動を確実に行うための長期に渡るプログラムです。